気になって、気になって


どうにもエンジンがかからない。

TDLで同性カップルの結婚式OK

なんて記事を読むと、

おぉ、「春抱」の結婚式の巻(6巻?)、読みてぇ〜

と思う程度には、まだ“腐ってる”w
“萌え”は消えてはいないと思われるので
でも、閉架式書棚の中にあるので、取り出すのが大変……
バッテリーではなく、燃料切れ? 点火系の異常?

いろいろとBLコミック買ってはいるんだけれど、
最初の数ページで閉じちゃうとか、
3話目以降はページが繰れないとか、
1度に最後まで読み通せない〜〜。

そんななかで、およっ? てな感じで、
珍しく最後まで一気に読めたのが
鮫沢 伐(ふかざわ ばつ)氏のサトウチーフの恋 

サトウチーフの恋 (ビーボーイコミックス)サトウチーフの恋 (ビーボーイコミックス)
(2012/05/10)
鮫沢 伐

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カバーイラストを見て、
お気に入りの作家がペンネームを変更したのかと思ったら、
おや、別人?

 社内の使えない社員が集められた第三総務部。
  チーフ! チーフ!大変です! 
  チーフ!どうしましょうっ!
  チーフぅぅ〜。
 毎日毎日ピヨピヨと群がってくる部下の面倒を見るだけで
 疲れ果てている佐藤チーフの下に、
 第一総務部から篠田が異動してきた。
 彼は、ダメっ子たちにてきぱきと仕事の指示を出して、
 時におだて、優しく相手をしながら仕事を片付けていく。
 なのに、なぜか佐藤にだけはつれないものだから、
 どうにもモヤモヤ――。

ほか5カプの短編集、っていっていいのかな。
どれもまとまりよくておもしろい。
なにより絵が達者でねぇ。
格好いいわぁ〜

でも、それだけに、
気になって、気になってしょーがないところがあるっ!

篠田の登場シーン。
ジャケット、というかこの場合は背広か、
丈が短いっ!!
三つボタンなのに、袖より短いベスト丈のジャケットって……?
ホテルのベルボーイの制服じゃないんだからさぁw

よく見ると、若い子だけでなく、
人事部のエライおっさんの背広丈も短い。
違和感ありまくりっ!!
第一総務部の辛島チーフのベスト丈と、そう変わらんではないかぃ。

というか、スリーピースのジャケット脱いだベスト姿って格好いいねっ!


それと、人事、経理とちゃんと別組織であるうえに、
総務部が第一から第三まであるのって、
どんな会社よ???
どんな業務分けになってんの?

しかも、それぞれ別の部屋で、
部長じゃなくてチーフがその組織のトップ?


佐藤チーフと篠田の初エッチが、あまりにも手早くて
安直な感じがしていたんだけど、
それより背広丈と組織のほうが気になって……w

第一総務部の野々原×辛島チーフのほうは、
いやぁ〜、野々くんの若さの勢いと、
辛島チーフの仕事の鬼っぷりとお茶目さがいい塩梅。

だから、こちらのカプでは、
辛島チーフの「染み抜きもできる独身貴族の洗濯技術」はともかく、
いい加減、自分のシャツを野々くんちに置いておこうよ。
というより、独身貴族の辛島チーフんちには行かないの?
てなことが気になってw


そういえば、和菓子屋×リーマンの「椿屋恋模様」「椿屋雨模様」でも
三谷(みつや)の背広丈、短い……。

鮫沢氏の描くリーマン姿には、
スラックスのベルトの上、
ワイシャツのたくし上げ具合(?)になかなか色気があって、
体格(体形)もいいんだから、
もっと長い背広丈だったら、もっと格好よく見えるのにぃ〜。
そしたらきっと“萌え”たのにぃ〜。

(`Д´) ムキー!
とにかく、それが残念!!!


それにしても、描き下ろしの「チーフたちの夏休み!」の
佐藤、辛島両チーフの言動が、いささかショックでした……。

夏場、化粧水なんかを冷蔵庫で冷やしたことはありますが、
パンツ(トランクス)を冷蔵庫で冷やすのは

・・・・・・・・・・

三十路男のデフォですか……?

いや、その前に、佐藤チーフはともかく、
辛島チーフもトランクス派なのぉ?
ボクサーでも冷やすんかいな?


いやぁ、すっげー好きな絵柄で面白かったんだけれど、
なんか気になること満載の1冊でした。


ちなみに、鮫沢氏の絵がどんくらい好みかといえば、
本書を読んだ後、
好みというわけでもない“銀土”メインの
東京漫画社の同人誌セレクション買っちゃうくらい♪


コミカルで濃厚∧純情一目ぼれ

以前、これだけは書いておかねば、と思いつつ、
“しぉしぉ”期に入ってしまっい、
喉に引っかかった小骨のように気になっていた
葉月つや子氏の白衣にひそむ熱情 

白衣にひそむ熱情 (スーパービーボーイコミックス)白衣にひそむ熱情 (スーパービーボーイコミックス)
(2012/03/10)
葉月 つや子

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これを押さえておかないと、先に進めないような気がして。
まぁ、一般小説にもそういうのが残っているンだけど。

とにかく、でぇ〜スキな作家さん
ホントもう、どうしてくれよぅっ!

5カプの話が収録されていて、
そのどれもが、
強引・強気なくせに純情一途な攻様たちに
ほだされてしまう受様たちの愛の模様 (≧∇≦)キャ〜
濃厚∧鮮やかで流れるような“起承転結”で描いている。
∧=且(か)つと読む。「そのうえ」くらいの意。この記号が変換できるとは知らなんだ〜

1作あたり30ページ程度なのだが、
ガッツリ肉系、こってり料理を5品も戴けば、
もう、おなかいっぱいである。

なのに、もたれないのは、
絶妙なスパイスが効いているから。

それは、(*;゚;ж;゚;*)ブッ と噴き出さずにいられないセリフ回し。

これはもう、全体の流れのなかでこそ生きるものなので、
ここでいくつかをピックアップすることもできず、
困ったモンである。

“困ったモン”といえば、
「白衣にひそむ熱情」などという表題作はなく、
ドクターモノ3作を合わせたタイトルで、
カバーイラストとオビ、裏のあらすじは、
医者×リーマンの「夜来の雷」のことだけなんだからねッ!!

いや、なんたってオビのアオリ文句のすごいことといったら……。

葉月オビ

ここまで言う??

5作ともに、
とっても一途な攻様しか出てこないというのに (* ̄m ̄)プッ
しかも、どいつもこいつも一目惚れの相手を
なんとしても手放すまいとする一生懸命さが健気だというのに (*/∇\*)キャ

 「雷の帝(いかずちのおとこ)  「帝」と書いて「おとこ」と読むっ!!
 看護師川城(かわしろ)ゆずるが務める病院に
 呼吸器外科部長として転任してきた益岡は、
 その冷徹さゆえに3日のうちに“雷帝”と呼ばれるようになった。
 だが、一目惚れしたゆずるには非情になりきれないと
 転科させて、自分の手の届かないところに置いたのに、
 夜の街で見かけたゆずるは、他の男と一緒にいて――。

 「オレに謝れ “ゲイを”隠していてすみません
 「おまえがさっさとパンツを脱いで自己申告してりゃ
  こんなに遠回りせずにすんだのに


“詫び”という理由がなければ、ゆずるを抱けないという、
強気なんだか、弱気なんだかわからんが、
これが男の純情ってヤツ?
涙ぐましいのぉ〜 (゚ーÅ) ホロリ

実は、本書の中では、この益岡が一番好きなんだな〜


 「夜来の雷(やらいのいかずち)
 モデル並みのルックスを誇る医療機器メーカーのリーマン・宇佐美敦生は、
 おっさん医者の個人医院を探しぬいて、
 そこで積年のコンプレックスから“脱皮”するはずだったのに、
 当日現れたのは、いかにも男前な外科医・武居。
 イイ男に自分の決定的弱点を晒さなければならない屈辱に
 帰ろうとしたのに、強引に手術になだれ込み――。
 禁欲明けの診察の日には、
 「外敵に喰われないようにエア貞操帯」
 なんてものを課せられて、勢い込んで誘った美女相手には役に立たず。
 なのに、突然自宅にやってきた武居に触れられると……?!

ドストライクの敦生のアソコは、
自分以外には見せる必要ないからと、
中途半端な手術wと身体で約束させて、
少しのオイタをする余裕もなくすため、
マメにお迎えに行く。

かぁいいボーヤでおじゃりマ。


 「炎雷神(ほのいかずちのかみ)
 外科2年目の研修医・井原敬一は、
 バイト先の色街にある救急指定病院で、
 イメクラのイケメンと間違えられて、極道につかまってしまう。
 瓜生代貸からヤバイ画像のメモリーをどこに隠したと攻められ、
 人違いだとわかったのは、突っ込んだ後。
 悔し泣きでよろよろと帰ろうとしたら、
 不倫相手のダンナが包丁を手に突っ込んできて、
 井原に詫びながら宥め、機嫌を取っていた瓜生の背にっ――!!

 瓜生の背中の雷神の顔を思いっきり不細工に縫ってしまったことから、
 自分に外科はムリとわかった井原は、麻酔科医へ。
 井原の代わりに刺されたうえに、進路を変えさせた男はといえば、
 背中のぞーきんみたいな縫い目をタテに、
 “一生もん”のおとしまえを迫る。

その実、井原に言われて、
庶民派のクルマ・小さい軽(スモーク防弾ガラス)で、
昼に夜に、仕事明けに合わせて、今日もお迎えに。

しっかり尻に敷かれていたりするw。


ほかの2作も同様に、攻様が健気でかぁいいのサ。


本書収録の各オハナシは、
いろいろ紆余曲折ありながらも、

 いとまめにじちよう(実用)にて、あだなる心なかりけり (伊勢物語)

てなところでしょうか。


今後も“腐国”(あとがきより)にフラリ入国とのことだが、
二重三重でいいので、早く腐国の国籍を取得いただきたいものだと。


あーーーっ、なんか思いが書ききれんーーーっ!!


めんどくさい

久々の更新でぃっ!


萌えが萎え萎え、“しぉしぉ”だと、
フツーの小説を読んでも、その感想を書く気になれず、
どうやら、萌えと文章を書く気力とはセットなのだと、
いやそれだけでなく、諸々の気力とセットなのだと
ヘンなことに気づいてしまった。

いろいろなことがめんどくさくて、テキトーに済ませていたら、
ゴミが増えた。

キッチンに立つのが面倒で、でもおなかは空くものだから、
ついついお惣菜を買って済ませていた。
そしたら、シンクにはプラ容器の山が……。
プラ容器は、一応洗ってから捨てるんだけど、
洗うのが面倒で溜まっちまったわけで……。
冷蔵庫に入れていたナマモノも使えなくなっちゃって……。

これじゃイカンっ! とは思っても、
そうそう簡単に気力が戻ってくるはずもなく。

それでも、GWの中盤、大雨の日に仕事に出たついでに
久々に行った本屋で、ごっそりBL新刊を買って帰り、
“読む”というほど主体的、積極的感覚ではなく、
な〜んとなく目を通していたら、
思わずバカ笑いしてしまって、
おっ? ちょっと浮上?

気力の復活をかすかに予感させてくれたのは、
まさお三月氏のあと一息で愛 

あと一息で愛 (ディアプラス・コミックス)あと一息で愛 (ディアプラス・コミックス)
(2012/04/28)
まさお 三月

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いやぁ、もう、なんと言いましょうか。
「めんどくさい」話ばっかなんである。
本書に限らず、まさお氏の作品は、「めんどくさい」のばかりw
そして、氏が描く「めんどくさい」は、
「厄介」「不憫」という言葉に変換可。

もっとも、そんなことにも、今回初めて気づいたんだけど。
そう思って読み返してみれば、
あら、「めんどくさい」「面倒」のセリフがあちこちにw


もう一つ、氏の作品の特長は、メガネ率の高さ。
なのに、あとがきで

 (今回は)ちょっぴり眼鏡率は低めです。

ッ! そぉかぁ〜?
他の作家に比べたら、十分高いんだけど、
まさお氏的には低いようでw
4作中2.75の登場だから、約6割のメガネ率。


 「あと一息で愛」
 小学生のときに一目惚れして、中学で自覚、
 高校のときにOKをもらって、大学からは夢の同棲生活。
 キレイでカワイイ5歳年上の佳一と順風満帆にきた三雄だったが、
 どーしてもエッチの許可が下りない――。

  乱視の佳一が読書時のみメガネ使用 (メガネ率0.5)
  三雄の友人のセリフ「牽制しといた方が 後がめんどくないだろ
               「めんどくさいなあ お前が男役なんだろ

 「言うまでもない」
 前店長が倒れて以来、店長代理の仕事をこなしている吉見は、
 女性との約束のため、たびたび残業をばっくれる新店長に手を焼いていた。
 あるとき、女性に追い返された店長と自宅近くで出会い、
 泊めることになったが、酔った店長は、普段以上の傍若無人ぶり。
 みんなにやさしくしたいのに、最後は怒らせてしまうという店長に、
 「特別」になりたいのに、「平等」に扱われたら怒るのは当たり前と説く吉見。
 それなら俺には特別は選べないと言ったのに、
 いつしか仕事以外で吉見を構うようになって――。

  メガネ受の吉見クン (1.0)
  吉見が店長に向かって「そういうの めんどくさいんで やめて下さい!

 「恋とも言う」
 大学生の一人暮らしで二部屋なんてゼータクだから、俺もココに住むと、
 サークルOBの市崎(いちさき)が鈴枝の部屋に押しかけてきた。
 鈴枝は、飲み会の最中に「肉まん食いたい」と呼び出されたり、
 あれやこれやと、市崎の言いなり。
 それを苦にするわけでもなく、
 お前に彼女ができたらここを出て行くという市崎に
 それなら彼女はつくらないと即答。
 なんでって、だって寂しいし・・・って――。

  どっちもメガネはかけてないんだけど、
    市崎の勤め先の喫茶店の同僚がメガネ君 (0.25かw)
  サークルメンバーの一人が市崎を評して「あんな面倒な先輩

 「見えない先に」
 コンパの幹事をはじめ、世話役をすることが多い佐敷(さしき)
 今日も今日とて、コンパでみんなを終電で帰した後、
 自分が帰る方面の終電に間に合わないから漫喫に行こうとしていた。
 そんな佐敷の状況を、それまでほとんど口をきいたこともない雨坂(あまさか)
 「貧乏クジ」と評しながらも、自分ちに泊めてくれるという。
 「雨坂って、意外といいヤツなのかも」と思っていたら、
 自分はさっさと寝てしまい、放ったらかしに。
 翌朝起きたら、すでに雨坂の姿はなく、
 ケータイの番号も知らなければ、カギもない状況で、
 家を空けるわけにもいかず。
 帰ってきた雨坂の第一声は「なんでまだいるの」。
 悪気があるわけではないが、他人に合わせることなく、
 淡々と自分のペースを貫く雨坂と、
 言葉を交わすこともなく、ただ一緒に過ごすことが
 妙に気楽に感じられた佐敷は、
 雨坂の家を度々訪ねるようになって――。

  佐敷クンがメガネ攻 (1.0)
  雨坂が佐敷に向かって「お前すげーめんどくさい
    いやいや、めんどくさいのはキミだってw
    このシーンで吹いちゃったんだな。


本書中、「見えない先」一番好き。
ついつい長く説明しちゃったヨ。
雨坂って、ホントめんどくさい性格していて、
ソイツに「めんどくさい」と言われる佐敷が不憫で、哀れでw

しかも、佐敷の不憫さはそのままに、
雨坂のめんどくささが、仕舞いには可愛くなってくるという、
恐るべきオチがついている。
めんどくささも、ここまでくると最高だぜぃ!!

それに品のあるきれいな絵と、
点目・白目のギャグ絵とのギャップが意外なほど小さく、
不憫さを際立たせているwのが、
妙に心惹かれ、笑いを誘う。


“まさおワールド”では、
「めんどくさい」ことが
いっそ笑えるレベルにまで昇華(?)されちゃっているので、
これは負けてはいられない・・・・・・とか?

 これまでの普段の生活のなかの“めんどくさ感”、
 中途半端だったか。
 もっとネタにできるレベルまで、突き詰めるべきだったか。

な〜んてねw
「めんどくさい」ことは、肯定(?)されていいことなのか・・・も?



復活の兆しは、やっぱ“笑い”から、だよね。

とはいえ、ここまでまとめるのに、結構、時間かかったなぁ。
考えていることをテキスト化するのって、
こんなに手間がかかるもんだっけか?

完全復調までは、まだちょっと時間がかかりそう。


男くさいオヤジたち

読み終わった勢いだけで書いてみる。

志水辰夫氏のつばくろ越え 

つばくろ越え: 蓬莱屋帳外控 (新潮文庫)つばくろ越え: 蓬莱屋帳外控 (新潮文庫)
(2012/02/27)
志水 辰夫

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もちろん個人的に“お初”。
著者名は知っていたけど、現代ものだと思っていたら、
時代小説も手がけていらっしゃって。

 飛脚問屋の蓬莱屋には、表店(おもてだな)とは別に、
 金品をたった一人で運ぶ“通し飛脚”を抱える裏店がある。
 肝が据わって用心深く、機転が利いて、
 多少の荒事なら長脇差を振るって、一人でも決着を付けられる男たち。
 大金やワケありなものを扱うだけに、
 余計なことにはかかわらないようにしているものの、
 成り行きから、あるいは心情的に
 通し飛脚の男たちは、万事に巻き込まれていく――。


読んでいる途中で、
周五郎や笹沢系の昔の時代小説を思い浮かべていた。
読み終わって、あとがき巻末の解説で北上二郎氏が、
かの有名な「あっしにはかかわりのないこって」のシリーズを挙げて

 現代に股旅小説を蘇らせるための方法が、この通し飛脚という設定だった。

と解説しているのを読んで、妙に納得。

去年だったか、一昨年だったか。
時代劇チャンネルで、紋二郎シリーズを見て、
子どもの頃に思っていたのと全然違っていて、
ちょっと驚いたものである。
紋二郎には、ニヒルで格好いいイメージがあったんだけど、
テレビに映っていたのは、
腰がふらつき、長脇差を振り回して、泥の中をのた打ち回る、
妙に厄介ごとに巻き込まれがちな、ドンくさい男だった。

とはいえ、イマドキのエンターテインメントでは
絶対ありえないというか、つくりようのない“表現”なんだけど、
男くささとか、男の哀愁とかが、
それなりに夢を持って描かれていたように思う。
まぁ、格好悪いところがカッコイイというのか。

昔の時代小説には、
書かれた、あるいは読まれた時代の根底にあった
“暗さ”みたいなものもあって、
若い頃はそれが受け付けなくて、読めなかったんだけど、
現代の時代小説には、そういう時代の澱みたいなものがないから、
自分としては、気楽に楽しめているんだと思う。

でも本書には、昔の時代小説に似たような“暗さ”が感じられた。
男くさくて、暗いのw。
いやぁ今はそれが魅力に感じられるから、

・・・・・・・・・・

……自分が年をとったということか( ̄□ ̄;)ハウアッ!!


それは、仙造、宇三郎ら本書の主人公たち、
40、50代の中年の男が醸し出すもの。

イマドキは“男くさい”というと、
脂ギッシュとか、加齢臭になってしまって
肩身の狭いオヤジのイメージになってしまうかもしれないけれど、
昔は、たとえ傍から見たら格好悪くても、
どんな難局にも臨機応変に対応できる
経験を積んできた男だけが持つ格好良さがあったんじゃないかなぁ〜。

いつからオヤジは、こんなにも情けなくなってしまったのか。
いや、情けないことを許されるようになってしまったというべきか。


“腐った”分野でもオヤジ好きではございますが、
渋いオヤジたちが駆けずり回る
「蓬莱屋帳外控」シリーズ、要チェックです。



イ、イタい……かも?


春の嵐……

爆弾低気圧って……

ゲリラ豪雨といい、昨今の急激な気象は、
なんつー物騒なネーミングだこと。

午後1時には総務から“とっとと帰れ”令が出て、
午後3時頃の新宿には、時ならぬ通勤ラッシュのような人の流れが。
朝とは逆方向で、若干歩調は朝より緩やかだったとはいえ、
ちょっと異様でございました。
電車も混んでたしなぁ。
午後4時半頃から雨風がひどくなってくると、
もう街中にも電車にも人が少なくなっていて、
う〜ん……。
一昨年までは、こんな状況、見たことないよ。
去年以来、いろいろな危機対応が早くなったなぁ、と。

そんなこんなで早く帰宅したものの、
平日のそんな半端な時間に家にいたことないので、
なにをしていいのやら……。

こういうときは呑むに限るっ!!
そんで、見たこともない地上波TV番組を見ながら、ほよほよ ,,,,,((((*゚▽゚)o(゚▽゚*))))

  台風とかの時って、出かける必要がなければ、
  窓際での“嵐見酒”が確かに楽しいんだけど、
  大人になると、そういう天候であっても、
  どうしても出かけなければならないことがあるってわかるだけに、
  単純に楽しめなくなったなぁ。

そのうち、TVに飽きてきたので、
ほやや〜んとしながら、そこらに積んであったコミックから
“萌え”味のないものを手に取った。

あぁ、やっぱこの人のファンタジー世界は、
穏やかでやさしいやねぇ〜。

後藤 星氏の天藍歩廊 

天藍歩廊 (アイズコミックス)天藍歩廊 (アイズコミックス)
(2012/03/23)
後藤 星

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 街の所有者「だんな様」が統治する辺境にある天藍街(てんらんがい)は、
 海に向いて切り立つ崖にへばりつくようにして家々が立ち並ぶ。
 子どもの頃、だんな様に買われてこの街にやってきたイチは、
 だんな様から仏師になれと言われ、日々仏像を彫り続けている。
 若者の集いで知り合ったユリシィは、
 最近街に来て、仏師の修行を始めたばかりで、
 イチの彫る仏像に憧れているという。
 仏像を300体彫ったら故郷に帰れると思っていたのに、
 一生この街で仏師を続けなければならないと知って――。

天藍街とだんな様に囚われているイチの心の葛藤と、
親友アロウや友人たちの物語。

坂だらけの街で郵便配達をするアロウの誇りと美学は、
格好いいよ〜。

街一番の靴屋である父親の工房を突然継がされて、
仕事に対する自信もプライドもなくしてしまったヨシュに対して、
誰でもできる、代わりなんていくらでもいる
郵便配達という自分の仕事について

 でも だから
 俺じゃなきゃ駄目って部分を探しながら仕事してんだよ



その昔、診察に行ってそのまま緊急入院したときに、
安静を言い渡されていたのに、
仕事関係であれこれ電話しまくっていたら、
「あなたがいなくても、会社の仕事は回るようにできている」
な〜んていう、キツイくてグサッとくる一言をかまされたことがあった。

いや、まぁ、実際、その通りなんだけどね……。
その人も、afumiの心理的負担を軽減しようと、
言ってくれたとわかっちゃいるけど、
でも、やっぱ、「自分じゃなきゃ」ってところがあると信じてなきゃ、
やってられないことが多いっていうのも、
“仕事”っつーもんではないかと。( ̄へ ̄|||)


本書はイチを中心に、天藍街の5人の物語で、
それぞれに他の人の物語も絡んでいるんだけど、
茶館の女主人カレンの物語に出てくる
だんな様のお妾さんと噂される珀夫人が
カレンに語る言葉がねぇ……。

 一人でいることに慣れてしまわないでね
 人は孤独に慣れてしまうと
 そのうちそれが心地よくなってしまう
 でも それは偽りの心地よさだから


ドキッ、ドキ、ドキッ!!

ひ、一人でいますけどっ!
わ、私……、こ、孤独ですか?
一人が心地いいですけどっ!!
この心地よさはウソだと!?
ひゃぁ〜〜〜!!

珀夫人のこのセリフ、イタイ……と思わなきゃ、ならんのか?

・・・・・・・・・・

珀夫人、この後、新たな人生を求めて旅立つわけで、
珀夫人とafumiの“一人”は、若干意味が違うんだよな〜と
一人で納得w。

いやぁ〜。ほろ酔いでコミック読んでいると、
妙な自虐ネタで、ノリツッコミしちゃうなぁ (〃'∇'〃)ゝエヘヘ


本書に描かれた物語のテーマは「開放」と見た。
最終話で、それまで閉ざされていると思われた世界が一気に開かれる。
そこに爽快さを感じた。

う〜ん、爽快感のあるエンディング、
これって、後藤氏の他の作品にも共通するなぁ。
途中の展開も、もちろんおもしろいんだけど、
もしかして、そういうエンディングが見たくて
後藤氏の作品を読んできたかもしれない。


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プロフィール

Author:淡海
BLコミックや時代小説、時代劇などなど、ふわふわ漂う思考をつらつらと「王様のミミはロバのミミ」!
ネタばればれです。

先日、本棚から溢れてタワーを形成しているコミックをリスト化しました。データ上、1日に1冊以上のBLマンガを購入していることが発覚! 他のジャンルも加えると……。
まずはジャンルを問わず、1年に100冊程度のコミックを記録しておくことを目指します。

☆の説明
2012年からお☆さま、付けてみます。
英語はテキトー。
☆ fair(3.0)
  普通に面白い。まぁいいんじゃね?
☆☆ good(3.5)
  面白いじゃんっ!好きよン♪
☆☆☆ very good(4.0)
  とってもよぃ〜♪ お気にっ!
☆☆☆☆ wonderful(4.5)
  すんばらすぃ!メロメロ〜♪
☆☆☆☆☆ excellent(5.0)
  なんだ、コレはっ!!名作だぜぃ!

☆4つ、5つはほとんど出ないかと……
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